「現場の人間が技術に追いつけない」──IT化を進めたくても思うように進まない。そんな課題を抱えていた清宮電気株式会社が、ホリエモンAI学校で受講スタート。従来の「俗人化」「非効率な業務」に危機感を感じ、事務員から現場スタッフまで誰もが使えるAI環境の構築を進めています。AI導入への決断と今後の取り組みについて、お話を伺いました。受講のきっかけ──まずは、ホリエモンAI学校に興味を持ったきっかけを教えてください。「5年前、東京で仕事をしていた時、業務がかなり『文章主義』で、属人化が進んでいたんです。エクセルの使い方も半分は感覚で、正直効率が悪かったと感じていました。その頃、実家の家業でも少しずつIT化を進めていたのですが、どうしても現場の人間が技術に追いつけない部分がありました。そんな中で、ホリエモンAI学校を知り、AIが企業にとって非常に役立つツールであることに気付きました。」「堀江さんの名前は以前から知っていたので、AIというテーマで堀江さんが主導する学校に関心を持ちました。特にDX(デジタルトランスフォーメーション)というよりも、まずは『AI』を学び、事務員さんでも使えるようになれば業務の効率化が進むのではないかと思ったのが大きなきっかけです。」今後の展望──受講後、1年後に実現したい目標を教えてください。「1年後には、業務の中で人力で行っている作業をAIを活用して自動化したいです。たとえば、これまでメール対応や電話、FAXといった手動で行っていた業務を、AIを使ってもっと効率化したいと思っています。特に建設業務においては、見積もり作成や発注業務、そしてCRO(契約書作成)との連携などもAIでサポートできるようになりたいですね。実際にそれを実現すれば、業務全体の効率が大幅に向上し、社員の負担も減らせると思っています。」AI導入の後押しになった「助成金」とは──AIの導入に際して、助成金がどのように役立ちましたか?「ホリエモンAI学校を知ってから、助成金の存在を初めて知りました。助成金を活用できることに驚きましたし、申請も社労士のサポートを受けながらうまく進めることができました。申請の難易度も予想以上に低く、特別な知識がなくても手続きができたのは本当にありがたかったです。助成金を使ってAI導入ができるというのは、大きな後押しになりました。」実務に役立つ知識を無理なく学習できた──実際にAI研修を受講してみてどうでしたか?感想を教えてください。「研修は非常に『ちょうどいい』内容でした。難しすぎず、かといって物足りないということもなく、しっかりと実務に役立つ知識を学べました。特に4月と5月は比較的時間が作れたので、しっかりと学習に取り組むことができました。実際にやってみると、予想以上にやりがいがありました。」事務部門と技術部門のメンバー受講で全社の業務効率化へ──受講メンバーとその選定理由についても教えてください。「事務部門からは経理、総務、そして技術部門からは1名を選びました。なぜなら、事務員や技術者がAIを使えるようになることで、業務の効率化が期待できるからです。特に事務部門は毎日のルーチンワークが多く、AIを使えばその負担を大幅に減らせると考えました。また、技術者にもAIを使ってもらい、現場の効率化を進めてもらうことが、全体の業務にとって有益だと感じました。」事務業務から現場まで、AIフル活用実現へ──受講後にAIで実現したい具体的なことについて、教えてください。「具体的には、AIを活用して、問い合わせ対応や見積もり作成、さらにはお客様からの相談内容への迅速な返答を自動化したいと考えています。現場でも、たとえば空調の設置に必要な設備の選定をAIで計算できるようにしたいです。そうすることで、業務のスピードが格段に向上し、作業員の時間も節約できます。」「さらに、ChatGPTを使って、疑問があればすぐに答えを得ることができるので、今までのように本で調べる手間や、先輩に聞きに行く手間が減ります。AIを使えば、どこでも必要な情報を引き出せるので、非常に効率的です。」受講者(社員)の反応──受講した社員の反応はいかがでしたか?「受講した社員たちの反応は非常に良かったです。特に、嫌がらずに積極的に学んでくれました。実際に現場で使える技術を学べることに、みんなが興奮していました。技術的な検討を行う際に、何度もChatGPTを活用して情報を収集し、反復練習をしました。最初は少し戸惑いもあったようですが、実際に使ってみるとその便利さを実感できたようです。」1年後の理想──受講1年後の理想を聞かせてください。「1年後には、自分たちでAIを使ったシステムを構築し、DXを実現したいです。特に地域の中でAI活用に力を入れている企業は少ないので、うちがその分野でトップを目指したいですね。地域の中でAIに力を入れている企業はまだ少ないので、AIを導入している企業として注目されるようにしたいです。最終的には、AIを活用して地域全体の業務効率を高め、業界の先駆者となることが目標です。」最後にホリエモンAI学校で学んだことで、企業の業務効率化や社員のスキル向上に大きな変化がありました。AIを活用することで、日常業務の負担を減らし、さらに地域での競争力を高めることができると確信しています。今後の展開に期待が高まる中、この企業のようにAIを駆使して、業務改革を進める企業が増えることが期待されます。