株式会社ロンバード様のAI活用段階的導入事例をご紹介。全社的な取り組みはなかったものの、有料AIツールを一部メンバーに提供しナレッジ共有や調査業務で実績を積み上げられ、その成果を踏まえて本格的なAI研修を導入。営業支援サポートや定型業務の効率化など、具体的な成果創出までのプロセスをお伺いしました。株式会社ロンバードとは──まず、株式会社ロンバード様について教えていただけますか?受講者:弊社は、社員数50名から60名規模のウェブ広告業界に特化した企業で、アフィリエイトの仲介を行っています。具体的には、広告代理業務をはじめ、デジタルマーケティング戦略や運用代行をクライアントに提供しています。受講のきっかけ──AI活用に興味を持たれたきっかけは何ですか?受講者:一番の理由は業務効率化です。これまで、社内では全社的なAIの取り組みはありませんでしたが、一部のメンバーにAIツールの有料アカウントを提供し、AIツールを利用してナレッジ共有や調査を行っていました。そうした実績を踏まえて、AI活用をより深めたいと思い、AI研修を受けることを決めました。AI学校担当:研修を受ける前、どんな期待を抱いていましたか?また、社内の雰囲気はどうでしたか?受講者:有料の研修を会社が費用負担してくれるため、ありがたかったです。社内では「これが業務改善に繋がるのではないか?」という前向きな意見が多かったです。私自身も非常に楽しみにしていました。特に、AIは難しそうに感じるかもしれませんが、実際に業務の効率化を進めるためには非常に役立つと確信していました。AI学校担当:実際に研修を受け始めて、最初の感想や課題への取り組み方はどうでしたか?受講者:最初はカリキュラムがどう進むのか不安でしたが、毎週課題が出ることで、勉強のモチベーションが保てました。学生時代を思い出すような感覚でしたが、課題を通じてアウトプットを意識し、着実に学びが進んでいると感じました。やっていくうちに、生成AIとプログラミングの違いについて深く理解でき、特にPythonに興味を持つようになりました。プログラミング経験がなくても、AIを活用して簡単なプログラムを作成できるという点に魅力を感じています。自動化の実現と作業工数の大幅削減に成功──実際に業務でのAI活用について、どんな変化がありましたか?受講者:営業サポートでは、スプレッドシートの関数を使っていた業務が、生成AIを活用することで格段に効率化されました。例えば、URLの重複チェックや文章の添削など、手間のかかる作業をAIが支援してくれることで、作業時間を大幅に削減することができました。また、社内での周知やお客様への謝罪文をAIに生成してもらい、その内容を基に自分でアレンジすることで、より効果的に伝えることができました。AI学校担当:それは大きな進歩ですね。さらにAI活用を広げていく計画について、どのような方向性を考えていますか?受講者:今後は、業務の自動化をさらに進め、データ分析やタスク管理の部分でもAIを活用していきたいです。社内での抜け漏れを防ぐために、チャットワークやスラックの返信漏れチェックをAIで支援したり、定型業務をAIに任せることで、社員の負担を軽減する方向で進めていきたいと考えています。特に、AIによる業務プロセスの管理を進め、業務の精度を向上させていきたいと思っています。営業支援からデータ管理まで日常業務を効率化──実際に業務でAIを使い始めてから、どんな変化が感じられましたか?伊藤様:私は今年に入ってからChatGPTを使い始めましたが、初めはうまくいかない部分も多かったです。しかし、研修を通じて、どう指示を出すべきかを学び、効率的に活用できるようになりました。特に営業支援のバックサポートや、スプレッドシートの関数を使った重複チェックなど、日常業務で活用できる幅が広がり、非常に助かっています。また、文章の添削や、社内周知の内容をAIに整理してもらうことで、スピード感が増しました。AI学校担当:それは素晴らしいですね。AIツールをどのように日常業務に取り入れているか、具体的に教えてください。伊藤様:営業支援では、スプレッドシートの関数を使っていた作業をAIで簡略化し、例えば100個のURLをチェックして重複を洗い出す作業などがスムーズに行えるようになりました。さらに、社内の文章作成においても、チャットGPTにお願いすることで、より分かりやすく効率的に伝えることができ、時間の節約にも繋がっています。これからは、採用活動や研修資料の作成にもAIを活用して、さらに業務の効率化を進めたいと考えています。今後の展望──今後、社内でのAI活用に関して、どのような方向性を考えていますか?伊藤様:現在、社内ではAIを活用した業務効率化が進んでいますが、今後はさらに多くの部署やチームにAIツールを導入していく予定です。特に、データ分析や業務の自動化を進めることで、社員が本来の業務に集中できるようにすることが目標です。また、業務の抜け漏れチェックなど、日常的な管理にもAIを活用していきたいですね。AI学校担当:ありがとうございました。AIの活用を進めて、株式会社ロンバード様の業務効率化がさらに加速することを期待しています。今後もサポートさせていただきますので、一緒に成長していけることを楽しみにしています。